味香房 海居人@港南台駅

油そば 辛(自家製ラー油、おろしにんにく付き、追い飯付き)(880円)

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鶏と魚介の醤油味のスープ。自家製の干し海老油が非常に香ばしい。麺は平打ち麺で、太さは中くらい。スープと香味油にしっかりと絡む。
チャーシューは豚と鶏の2種類。どちらも拍子木切りで柔らかいもの。豚は旨味が詰まっており、鶏は皮付きでジューシー。姫竹は存在感抜群。具は他に卵黄、小松菜、三つ葉、刻み玉ねぎ、万能ねぎ、白髪ねぎ?、干し海老、刻み海苔。
別皿で自家製ラー油とおろしにんにく。

まずは卵黄を潰さないよう脇に避けてから、全体をよく混ぜる。
スープは多めで、干し海老油の風味が非常に強く、わずかに甘味すら感じる。
チャーシューは豚、鶏ともに逸品。小松菜と三つ葉、万能ねぎの緑が映える。食感という点では、何といっても刻み玉ねぎが秀逸。
和が根底にある油そば

もちろん、このままでも充分美味い。だが、ここからさらにもう一段上がある。
それが自家製ラー油とおろしにんにく。デフォの"油そば"にはカットレモンしか付かず、味変にはやや力不足。
自家製ラー油は透き通った美しい橙色。まろやかな辛味で、刺々しさは皆無。
おろしにんにくは風味豊かで、ジャンクさとはかけ離れた上品なもの。
どちらも一度に全部入れるのでなく、徐々に加えることで味の変化を楽しむ。
干し海老油の旨味と自家製ラー油の辛味が合わさった時、この油そばは初めて完成する。

この自家製ラー油は、辛いものが苦手な人でも平気だと思う。別皿なのだから、駄目ならそこで入れるのを止めればいい。
おろしにんにくについても同様。こちらはそこまで臭いはしないが。
ちなみに、ある程度残しておくことをオススメする。まだ、〆が残っているので。

追い飯は茶碗に軽く一膳。白胡麻と万能ねぎが散らしてある。
これを丼にどぼん。自家製ラー油とおろしにんにくの残りを入れ、卵黄を崩す。
たっぷりのスープと干し海老油、自家製ラー油を吸ったライスが、最高に美味い。
数ある限定もたいてい当たりだが、この店の一番はダントツでこれだと思っている。

 

油そば

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自家製ラー油

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おろしにんにく

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追い飯

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店舗外観

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メニュー

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