宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀@雑色駅

宍道湖しじみ中華そば<塩>(850円)

吊るし焼きバラ丼(380円)

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しじみが主体で丸鶏が下支えする、塩味の清湯スープ。香味油はしじみ油。麺は菅野製麺所の細麺。しなやかさとコシを兼ね備えたもの。量は140g。
チャーシューはローストポークが2枚。柔らかくて黒胡椒がアクセント。メンマはかなり薄味。具は他に刻んだ紫玉ねぎ、芽ねぎ。

一杯にしじみ約80個を使用した、コハク酸たっぷりの滋味深いスープ。ベースの鶏を凌駕するほどに、しじみの旨味が鮮烈。
わずかに濁っているが、透明度は高くて見た目に美しい。飲むと優しさすら覚える。細麺はスープに絡んで、しっかり持ち上げる。
本日のしじみは、湖南地区の庄司勝さんが漁獲されたもの。券売機上に記載あり。
チャーシューは厚みがそれなりにあって、麺とのバランスを考えると2枚で充分。
メンマは完全な脇役に回り、紫玉ねぎと芽ねぎの色味と食感で食べさせる一杯。

吊るし焼きバラ丼は、中くらいの茶碗一杯のご飯に薫製香る豚バラチャーシューが6枚。炊き加減は適当。
甘めの醤油ダレがかけられ、中央には色鮮やかな卵黄。仕上げに長ねぎを添えたもの。
何といっても、吊るし焼きの豚バラチャーシューが絶品。厚みと食べ応え、香ばしさ、そしてタレとの相性。すべてが揃っている。
卵黄は見た目の通り濃厚で、これに絡めてねぎを薬味にすれば、えもいわれぬ美味さ。
思わず妻に、一口食べてみろと差し出した気持ちを、分かってもらえるだろうか?
価格は高めだが、それに見合うだけの価値はあるサイドメニュー。

最後は残ったスープを飲む。温くなると、しじみの旨味がより突出してくる。
唯一不満なのが丼。口縁が広く、中段に向かって胴が一気にすぼまる形状。
トランペットなど、金管楽器のベル(先端)の部分を思い浮かべてほしい。
れんげですくうと底に残る。両手で持って飲むと、口をつけた脇から溢れる。完食はしたが、飲みづらいことこの上ない。

11時8分着で12人待ち。この日はあいにくの雨で、女性店員から傘の貸し出しあり。
11時半開店で、総入れ替え制。 12時で19人待ち。12時20分の3巡目で入店。
12時55分の退店時は14人待ち。

新型コロナウイルス対策で、券売機脇に手指の消毒用アルコールを設置し義務化。
カウンターの消毒も随時徹底。マスクの着用をお願いするなど、注意も怠らない。

 

宍道湖しじみ中華そば

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吊るし焼きバラ丼
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店舗外観

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券売機

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本日のしじみの詳細
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