眞久中@新御茶ノ水駅
ラーメン(中 麺極太)(野菜そのままあぶらありにんにくマシ)、味付け卵(1010円)
二郎インスパイア、いや蓮爾(はすみ)インスパイアと呼ぶのがふさわしいか。
非乳化の豚骨醤油味のスープ。表面には液体油の層。化調の量はそれなりに。麺は松本製麺の極太平打ち麺。幅8mm、厚さ3、4mmはある怪物。一度に2本つかむのが限界。太すぎて、これを縮れてるといっていいのか。量は250g。
ブタは豚バラ肉を巻いたものが1.5枚。蒸籠で蒸されて温かい。味玉は薫製香るもの。黄身は鮮やかな橙色で、ゼリー状の半熟。ヤサイはもやしのみ。大きな笊で茹でてしゃきしゃき。
あぶらはお玉でたっぷり乗せられる。甘味のある大粒の背脂。にんにくは刻んだもの。風味は強く、量もたっぷり。
何はさて置き、極太麺に圧倒される。啜るのではなく、箸で手繰り寄せて噛しだく。硬くてバキバキ、食べ応えも充分な強敵。
わしわしと食べるという表現の範疇を越えている。とにかく、弾力も食感も規格外。
250gという数字以上の存在感。咀嚼する力が相当必要だし、満腹感が半端ない。
スープは非乳化なので重さはなく、それでいて豚と鶏の旨味はしっかりある。醤油がキリッと立ったバランスのいいもの。
何より、この麺に負けていないのが凄い。
ヤサイには味がついてないので、スープに沈めてあぶらと一緒に食べる。本来なら、もやし以外にキャベツも入ってるはずなんだが。
にんにくは少しずつ崩して、ヤサイや極太麺に絡めて食べる。非常にジャンク。
ブタは脂身はとろける柔らかさで、濃いめの味付けで美味。厚さは5mm程度。大きさもさほどではなく、ボリュームに欠ける。
味玉は絶妙な半熟具合で、こちらも美味しいもの。既製品なら当然かもしれないが。
終盤は二郎系の例に倣って、卓上の一味唐辛子で味変。駄目だ、極太麺が強すぎてまるで歯が立たない!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
最後の麺を食べたら、ヤサイやあぶら、にんにくをある程度さらってごちそうさま。
価格は高めだが、ここまで振り切るといっそ清々しい。そして、開店直後に食べたのに、夜まで食欲がわかない腹持ちの良さ。
というか、11時半開店で提供が11時45分って、麺の茹で時間どんだけ長いんだよ……
2020/3/19に早稲田から神保町に移転。
新型コロナウイルス対策はとくになし。ワンオペだが、店主にマスクもなし。
プロ野球・巨人-東京ヤクルト、東京ドームでのホーム最終戦の観戦前。
坂本勇人が2000本安打を達成した試合。
横から見た画
店舗外観
券売機
二塁塁上でボードを掲げる姿