中国食堂徐さんの店＠日本大通り駅

豚肉野菜タンメン、半ライス（710円）

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旨味が潤沢な塩味の清湯スープ。仕上げにかける油で、熱々かつ香ばしい。麺は細麺で、もっちりした食感。
炎が高く上がるほど、中華鍋で炒められた野菜と肉がたっぷり乗る。具材はキャベツ、豚肉、もやし、きくらげ、にんじん、にら、玉ねぎ。

あらかじめ麺とスープがあり、炒めた肉と野菜を乗せ、仕上げに高温の油を回しかける。
スープで炒め煮しないし、麺も平打ち麺ではない。タンメンの定義からは外れるかも。でも、肝心の味が美味ければ正義だと思う。
作り方は理にかなっているし、中華鍋を操るふたりの息もぴったり合っている。

細麺は独特な食感だが、コシがある上に伸びても美味しいので、欠点はとくにない。
具材はたっぷりで、適度な焦げ目が香ばしくて、個々の食感が上手いこと引き出されている。豚肉の量も充分。
中でも、しゃきしゃきのキャベツと、こりこりのきくらげが目立つ。

半ライスは"昼のおすすめセット"だと無料。大きめの茶碗に軽めに盛られる。
炊き加減は適当。提供が早いので、タンメンが来る頃には冷めているのが残念。
最初はタンメンのお供に、終盤はスープと野菜炒めで食べる。味付けがはっきりしているので、麺の有無に関わらずおかずになる。

終盤は卓上の特製ラー油を少量注いで味変。沈殿物が溜まっているもの。これがタンメンにとても合う。
もちろん、スープまで完食。丼の底には、黒胡椒の粉末が少量沈んでいた。

半ライスが付いて710円という価格は、この辺では破格の安さ。立地的に中華街が程近いが、別の土俵で勝負している感がある。
現に、12時過ぎには満員行列になる人気店。
PayPay利用可。なぜか店名は「味奈登庵」と表示されるがσ(^_^;)

新型コロナウイルス対策で、入口脇には手指の消毒用アルコールを設置。
テーブル席はパーティションで区切られ、1人客は隣り合わないよう案内している。扉は開けたままでの営業。