らぁ麺 ふじ松 戸塚店＠戸塚駅
ピリ辛冷やしトマト担々麺（900円）
自家製芝麻醤のコクと、酸味の効いたトマトスープの冷製担々スープ。香味油は海老油。食べるラー油は、フライドガーリックの食感がアクセント。麺は平打ちの中細麺。冷水で締めて、コシが非常に強い。替玉、大盛り不可。
鶏チャーシューは小さいのが2枚。低温調理されたもので、胡椒が効いている。肉味噌には豚肉の他に竹の子と茄子も刻んで入っており、歯応えも味付けも複雑なもの。その上には砕いたナッツ。具は他に海老2尾、カットトマト、水菜、白髪ねぎ、白胡麻。
最初は、食べるラー油の強い辛味と食感、海老油の風味に驚かされる。痺れは皆無。
中盤になると、自家製芝麻醤の甘味が強くなり、やや味が単調に感じられるように。
終盤は、カットトマトとトマトスープの酸味でさっぱりと。辛味もまだ主張してくる。
坦々麺とトマトの組み合わせは珍しくもないが、いい意味で予想は裏切られた。
麺はスープにしっかりと絡み、つるっとした喉ごしで食感がいい。
具は非常に多彩。担々麺なのにチャーシューが乗っているが、これも脇役に過ぎない。
肉味噌は趣向が凝らされたもの。竹の子はジャージャー麺、茄子はミートソースなどで合わせるので、豚肉との相性はいい。あられ切りにしても、食感が主張してくる。
カットトマトで爽やかに、水菜と白髪ねぎ、砕いたナッツはそれぞれ食感が効果的。
海老は香味油と合わせたもので、茹でて冷やしただけなのでなくても構わない。
お盆は明けたが、まだ蒸し暑さの残るこの季節、涼を取るのにふさわしい意欲作。
8月20日〜22日限定。
店舗外観
券売機
メニュー
限定メニュー
香港酒家 景記 関内店＠日本大通り駅
麻辣坦々麺、半チャーハンセット（830円）
白胡麻の甘味と酢の酸味が強い坦々スープ。麺は中くらいの太さの縮れ麺。硬めでぽくぽくした歯応え。あまり見たことがない。
肉味噌には細かく刻んだ豚肉を使用し、食感がかなり強い。濃いめの味付けのタレをまとっている。具は他に青菜、茹でたもやし。鷹の爪や小さな黒豆はタレの一部か。
"麻辣坦々麺"を名乗るには、痺れも辛味も物足りないごく普通の坦々麺。甘味と酸味が特徴なので、求めていた刺激と全然違う。
麺は比較的太めで、スープがしっかり絡む。
肉味噌は作り置きだが、量はそれなりで悪くない。青菜は鮮やかな緑色で食感もいい。
メニューの写真と比べると、白髪ねぎが乗っていないのが残念。
完食はしたが、特徴に乏しくて評価に困る。
半チャーハンは、大きめの茶碗に軽く盛られる。具は卵、グリーンピース、コーン、にんじん、青ねぎ。
野菜はたぶんミックスベジタブル。そして、最大の問題は炒めていないこと。
おそらく、油を入れた炊き込みご飯の類で、どちらかといえばピラフに近い代物。
薄味で香ばしさの欠片もなく、具も貧相。お世辞にも美味しいとは言い難い。
店頭で販売されている弁当のチャーハンは、しっかり炒められていたんだが。
デザートは杏仁豆腐という名の、甘味が強めな牛乳寒天。
底が浅い皿なので、三口程度でなくなる。それでも、口直しには充分。
半チャーハンと杏仁豆腐合わせて＋50円と考えれば、チープなのも致し方ない。
新型コロナウイルス対策で、入口脇に手指の消毒用アルコールを設置。
店内はすべてテーブル席で相席必至だが、パーティションでしっかり区切られている。
麻辣坦々麺
半チャーハン
杏仁豆腐
店舗外観
メニュー
限定メニュー
日替わりメニュー
参考：弁当＋飲み物（600円）
【閉店】香港雲呑専門店 賢記＠関内駅
海老焼売雲呑麺（焼塩、細麺）、蒸し鶏ネギ油ソース掛けご飯（小）、デザート（850円）
タレは焼塩と醤油、麺は細麺（香港麺）と太麺（日本麺）から選べる。
丼は縁が斜めになった非水平型。傾斜はさほどきつくない。
動物系の清湯スープは驚くほど旨味が潤沢。麺は超極細の香港麺。見た目からは想像できないほどコシが強い。量は80g。
雲呑は非常に大きいのが5個。皮は適度に厚みがある。餡はたっぷりで、海老が丸ごと1尾。他に豚ひき肉、細切りのきくらげなど。半分の味玉は黄身が半熟。味はよく染みている。具は他に2種類の香味野菜、干し海老を揚げたもの。
まずは雲呑の大きさと存在感に、次にスープの美味さに驚かされる。あっさりだが、淡麗という一語では言い表せない。
そして、極めつけは香港麺。素麺より細いのに、硬めでしっかりした歯応え。
独特の食感は、確かに未知との遭遇。長浜ラーメンの極細麺とは似て非なるもの。
雲呑はぷりぷりした海老と、ちゅるんとした皮の喉ごし。そこに豚ひき肉の食べ応えと、きくらげのこりこり食感が加る。
丼を覆い尽くさんばかりのそれは、間違いなくこの一杯の主役。麺なしの雲呑スープであっても、この金額を支払う価値がある。
これまでに食べた中で、間違いなく一番美味い雲呑。そう断言できる。
さらに、端役たちもしっかり主張してくる。
香味野菜はどちらも中国のものだと思うが、残念ながら私の食材知識の範囲外。しゃきしゃきの食感が心地よい。
干し海老を揚げたものは香ばしくて、こちらも絶妙なアクセントになっている。
卓上の特製ラー油は沈殿物がたっぷり。辛味以外に花椒などが効いている。思い付きで最後入れてみたが、これが非常に合う。
ランチタイムは蒸し鶏ネギ油ソース掛けご飯（小）とデザートがサービス。
前者はご飯に皮付きの蒸し鶏を2切れ乗せ、塩味のネギ油ソースを掛けたもの。ご飯の炊き加減は適当。
柔らかい蒸し鶏に、刻みネギたっぷりのソースが相まって美味い。これが無料か……
こちらにも、沈殿物入りのラー油を乗せて、味変を楽しむ。
後者は小豆の入った、絹ごし豆腐のような小さいのが2片。爪楊枝が添えられる。
砵仔糕(プッチャイコー)か。香港の甘味で、小豆入りのライスプリン。
食感は非常になめらかで、簡単に崩れるので爪楊枝で差せない。皿の縁から食べる。
だだ甘。決して嫌みな甘さではない。口直しにはなるが、人を選ぶ味だと思う。
新型コロナウイルス対策で、冷水機の脇に手指の消毒用アルコールを設置。
カウンターはパーティションで区切られ、扉は開放したままでの営業。
余談だが、ここって15年ほど前に「無」や「いまむら」があった場所か？
店主の今村氏は時代の寵児ともてはやされ、神奈川のラーメン業界を牽引する存在だったが。今はどこでどうしてるのやら……
海老焼売雲呑麺（焼塩、細麺）
蒸し鶏ネギ油ソース掛けご飯（小）
デザート
店舗外観
券売機
ランチメニュー
メニュー
香港麺の解説
中華そば 水嶋＠関内駅
無化調 支那そば（780円）
豚骨鶏ガラに魚介系を合わせた、醤油味の清湯スープ。麺は麺秀栄の細麺。硬めだが、若干だれやすい。
チャーシューは厚さ5mmほど。しっかりした食感で、旨味もちゃんとある。メンマは歯応えがあって、甘めの味付け。具は他になると、長ねぎ、小さい方形の海苔。
これぞ支那そばといった、懐かしい外見からは想像できないほど洗練された味。
一口飲んで、この店は当たりだと確信する。旨味が凝縮された淡麗スープ。細麺は食感がよく、スープがしっかり絡んで美味。
チャーシューに手をつけることなく、麺を食べ終える。食べ応えのあるメンマと、食感のいい長ねぎだけで充分箸が進む。
ちなみに、無化調を謳っているが、なるとも含めた完全無化調なんだろうか？
おにぎり付き。山椒の佃煮、しらす、青菜の混ぜご飯。固く握られており、トングで取り分けて小皿に乗せて出される。
山椒の実の佃煮は風味がよく、濃いめの味付けで美味。しらすも地味に効いている。
箸で崩すようにして食べる。本来は支那そばができあがるまでの繋ぎなんだろうが。
なお、"おかわり おにぎり"は110円。
最後はチャーシューを味わいつつ、残しておいたスープを堪能する。
温くなったことで、醤油の甘味が鮮明に感じられる。名残惜しいが完食。
2021/6/28OPEN。
保土ヶ谷の「中華堂」の2号店。
カウンターには木製のお盆が置かれ、割り箸とグラスがセットされている。
お冷やはキンキンに冷えた麦茶。全体的に、高級感を演出する作り。
新型コロナウイルス対策で、扉は開放したままでの営業。
ただ、先述のお盆を拭かずに使い回してるのは、このご時世ではいかがなものかと……
無化調 支那そば
おにぎり
店舗外観
券売機
木製のお盆
長浜屋台ラーメン 博多っ子 関内店＠関内駅
ラーメンセット（博多ラーメン（こなおとし）、ハーフ餃子（4個）、ライス）（850円）
あっさりして臭みはないが、しっかりとコクのある白濁豚骨スープ。麺は極細麺。時間が経ってもだれない、見事なこなおとし。
チャーシューは大きいが厚みはない。しっかりした食感で、脂身は適量。きくらげの細切りは、こりこりした食感が心地よい。具は他に万能ねぎ、海苔。
スープの濃度はそれなりだが、味の濃さは適当。麺は博多ラーメンらしい細さと硬さ。理想的なバランスだと言える。
具に関しては、チャーシューが大きいのと、きくらげがたっぷりなだけで充分。
まずはそのきくらげと万能ねぎ、海苔だけで麺を食べ終える。
餃子は博多一口餃子が4個。皮は薄くて焼き目はバッチリ。餡はひき肉メインに野菜がわずか。にんにくがかなり効いている。
味付けは一般的な餃子と大差ない。卓上の酢とラー油で食べる。
ライスは茶碗にすり切り一杯。炊き加減は適当。食べ応えは充分だが、さらに大盛り、お替り自由ときている。
1/3は餃子で、残りの2/3は卓上の辛子高菜で高菜ご飯にして食べる。辛味がかなり強いけど、旨味もしっかりある。
セットにするとお腹いっぱいになるので、替え玉もライスのお替りも要らないね。
博多ラーメン単品は700円、ハーフ餃子（4個）単品は250円、ライス（お替り自由）単品は150円。
ランチタイムは11時〜17時。ランチセットを頼むと、50円で餃子が＋4個できる。
お冷やは麦茶。昼飯時は相席必至の繁盛店。
新型コロナウイルス対策で、入口脇に手指の消毒用アルコールを設置。
カウンター、テーブルともにパーティションで区切り、扉は開放したままでの営業。
PayPay利用可。
博多ラーメン
ハーフ餃子（4個）
ライス
店舗外観
メニュー
ランチセット
麺場 絆 1048＠戸塚駅
らーめん（粉おとし）、味付玉子、ライス、替玉（粉おとし）（880円→200円）
羽釜炊きのまろやかな豚骨スープに、菅野製麺所の細麺。量は110g。
チャーシューは、表面を炙った豚バラ肉が2枚。香ばしくて、肉も脂身も柔らかい。1枚はとにかく大きくて分厚かった。脂身が若干しつこく感じるほどの食べ応え。
味玉は黄身が完熟寄りの半熟。味もそれなりに染みているが、さしたる特徴はない。具は他にきくらげ、万能ねぎ、海苔2枚。
底に骨粉が溜まるほど、濃厚なスープ。それでも、いつもに比べると若干物足りない。
まずは、きくらげと万能ねぎ、味玉で麺を食べ終える。
スタンプカードが埋まったので、らーめん一杯無料に。悪いので味玉を乗せてみたが、この店であえて頼む必要はないかな。
ライスは15時までサービス。大きめの茶碗に軽めに盛られる。炊き加減は適当。
無料のライスで、ここより美味い店を知らない。さらに卓上の高菜漬けをたっぷりと。醤油味で胡麻油の風味が効いている。
ライスが何杯でもいける優れもの。この組み合わせが無料という素晴らしさ。
〆はスープに浸した海苔で巻いて食べる。これもまた、当然のごとく美味い。
替玉の食券を追加購入。あらかじめ高菜漬けとすり胡麻を入れて、待ち構えておく。
替玉は皿に盛られ、万能ねぎを少量乗せて、らーめんのタレをかけて出される。
硬さはバッチリ粉おとし。味の濃さは、らーめんのタレを回しかけて微調節。
残しておいたチャーシューもろとも、2玉目も食べ終える。当然、スープまで完食。いつもよりは、ちょっと薄かったかな。
それでも、今週食べた下手な家系より、よほどしっかりした豚骨スープだった。
らーめん、味付玉子
ライス
替玉
店舗外観
券売機
たかさご家＠関内駅
ラーメン（並）（700円）
ライス（100円）
家系。豚骨スープは濃さに乏しく、醤油もそれほど立っていない。麺は酒井製麺の平打ち麺。太さは中くらい。硬さは適当。
チャーシューは巻いた豚バラ肉。肉も脂身も柔らかく、大きさもまずまず。具は他にほうれん草、長ねぎ、海苔3枚。
良く言えばあっさり、悪く言えば薄い醤油豚骨スープ。決して不味い訳ではない。
麺はここから出た「武蔵家」と同じ、細めのもの。平笊での湯切りは鮮やか。
チャーシューはこの一杯の中では、まだ褒められるかな。とはいえ、味はしっかり染みているが、旨味は若干抜け気味。
麺をあらかた食べたら、ライスへと移る。
ライスは中くらいの茶碗にちょっと少なめに盛られる。炊き加減は適当。
併せて、カウンター上にきゅうりの漬物が出される。他の人の前に移動しないうちに、ライスの上に適量取り分ける。
六割方、これで食べ進める。というか、量が少ないのでそこまで進んでしまう。
残りは黒胡椒と豆板醤で。あとは、スープに浸した海苔で巻くだけの簡単なお仕事。
粗挽きトウガラシも試したが、辛さは別段求めてないので、早々にお引き取り願う。
この程度の濃度でも、鶏油の旨味で充分美味しく食べられる。おろしにんにくが恋しいけど、そこはぐっと我慢する。
残った麺とチャーシューを片付けたら、そのままスープまで完食。嫌な後味がなく、ただ薄いだけなので普通に飲み干せる。
新型コロナウイルス対策で、入口脇に手指の消毒用アルコールを設置。扉は開放したままでの営業。
カウンターには2席置きにパーティションはあるが、低すぎて効果の程は疑問。椅子に座って胸元くらいの高さだからな。
カウンターの奥3席は背後がトイレで、後ろのスペースがないに等しい。
人が出入りする時は、その都度席を立つはめになるので、落ち着いて食べられない。
もちろん、水を汲みにも行けない。そこしか空いてなかったら、止めた方がいいかも。
ラーメン（並）
ライス
きゅうりの漬物
店舗外観
券売機
