らぁめん夢@東神奈川駅

特製らーめん(980円)

肉米(チャーシュー丼)(150円)

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2種類の鶏ガラと5種類の煮干しを合わせた醤油味の淡麗スープ。香味油は鶏油。麺は三河製麺の細麺。量は140g。
チャーシューは4種類。鶏肉と豚モモ肉は焼いて、豚肩ロース肉と豚バラ肉は煮たもの。ワンタンは3個。餡は丸めたひき肉、皮はちゅるんとして喉ごしがいい。味玉は黄身が鮮やかな橙色で、ゼリー状の半熟。かなり甘い味付け。具は他にメンマ、小松菜、長ねぎ、海苔。

鶏と煮干しの旨味が潤沢な淡麗スープ。味は濃いめだがまろやか。鶏油はれんげで丼の端に後入れするので、油の多少による味の違いも楽しめる。
麺は硬めでパツパツした食感。肉米の出来上がりを待てるくらいにはだれない。
チャーシューはいずれも逸品揃い。鶏肉と豚モモ肉は窯焼きしたものか。薫製香るしっかりした食感。旨味がギュッと詰まったもの。
豚肩ロース肉と豚バラ肉は、煮込まれて肉は柔らかく脂身はとろとろ。

ワンタンはボリュームがあるもの。餡はひき肉だけだが、3個も入っているとかなりの食べ応えがある。皮の食感も心地よい。
味玉は絶妙な半熟具合。甘すぎる味付けは、好みが分かれそう。私は好きだが。
メンマは麺に合う細さ。小松菜はしゃきしゃき食感。長ねぎは細い小口切りで、舌触りがいい。中央に美しく盛られる。

これは誉め言葉と受け取って欲しいが、明らかに具が多すぎてバランスを欠いている。
ただ、個々の具が美味いので、マイナスの印象を感じさせない。ただ、さすがにボリュームがありすぎるかな?
そして、価格。全部乗せなら四桁でおかしくないのに、頑なに980円という価格を守っている。その経営努力には心底頭が下がる。
特製のチャーシューは元々3種類だったし、増やした時に値上げする選択肢も……

肉米(チャーシュー丼)は、チャーシューを適当な大きさに刻み、鶏油を引いたフライパンでこんがり焼く。
茶碗一杯のご飯にタレをかけ、チャーシューを乗せたら、タレを再度回しかける。仕上げに長ねぎと海苔をあしらったら完成。
チャーシューはたっぷりで、一切れ一切れが大きい。なぜなら単なる切れ端でなく、固まりをその場で刻んでいるから。
肉はしっかり食感で、脂身はとろける柔らかさ。そこに香ばしさと醤油ダレの旨味。ご飯の量が少ないとさえ感じる。
数量限定。

12月2日をもって、ライス、米類の販売を終了するとのこと。非常に悲しい。
ワンオペの限界か、それとも原価率が高すぎるのか。もし後者なら、倍の価格を払ってでも食べたいのが本音。
終了の報を受けて慌てて飛んで来たが、何とか違う形で続けてくれないかな?

肉米の後は、温くなって風味がより強くなったスープを、心行くまで味わう。
最後は卓上の煮干し油で味変。注射器もあるが、量を調節するためボトルから。
煮干しの風味がぶわっと広がり、一気に趣が変わる。当然、完食で満腹満足。

新型コロナウイルス対策で、1席間引いた上で窓を開放しての営業。卓上には手指の消毒用ハンドジェルを常備。

追記。
2021年1月14日、新しい営業許可証の発行に伴い、ライス、米類の販売を再開。

 

特製らーめん

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肉米(チャーシュー丼)
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煮干し油入りの注射器
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