愛群@日本大通り駅
牛腩撈麺(香港式牛バラ合えそば) (1150円)
非常にあっさりした、醤油味の淡麗スープ。麺は細麺。コシはしっかりあるが、不思議な歯応え。
牛バラ肉の角煮は、箸で簡単に崩れるほどとろとろで、甘辛い濃いめの味付け。八角はほんの少しだけ。具は他にかいわれ大根、白髪ねぎ、赤唐辛子か赤パプリカの細切り。
合えそばを謳っているが、平皿に温かいスープが張られているので、合えるのは難しい。
牛バラ肉の角煮をつまみながら、麺を啜るスタイルに自然と落ち着く。
角煮がタレをまとっているので、それがスープに溶け出して、適当な味の濃さになる。というか、ほぼ角煮のタレの味になる。
角煮は絶品。名物は牛腩飯(牛バラ肉ご飯)の方だが、麺類が食べたかったので。
柔らかさ、味付け、旨味。どれを取っても、中華街の名店の看板商品なだけはある。
大きい固まりは食べ応えがあり、ほぐれたものは麺と一緒に啜りやすい。さらに、卓上の山椒の辛味噌をつけると、味がぐっと引き締まる。ぜひとも試すべき。
それ以外の具は、薬味と彩りの域を出ない。
角煮は言うことないし、麺もコシがあって美味しいもの。ただ、この角煮を麺で食べる必要があるのか? という疑念が。
たぶん、ご飯の方が合うと思う。あー、言っちゃった(∩゚д゚)アーアーきこえなーい
価格は高めだが、角煮の美味さは一度味わう価値がある。麺で食べるかは貴方しだい。
付け合わせは、醤油味のあっさりした中華スープ。具は長ねぎのみとシンプル。
〆は温かいジャスミン茶。席を立とうとしたら、慌てて持ってきた。
熱すぎず、美味しく飲める適度な温度。この辺の気配りはさすがというべきか。
新型コロナウイルス対策で、入口脇で手指のアルコール消毒と、自動で検温も実施。
カウンターにはパーティションを設置。扉は開放したままでの営業。
広東家庭料理を標榜しており、店名は「アイチュン」と読む。
現在は店舗改装中につき、中華街から離れた仮店舗での営業。彼の地に戻った暁には、行列ができること間違いなし。
裏を返せば、行くなら今が絶好のチャンス。
牛腩撈麺(香港式牛バラ合えそば)
中華スープ
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