【閉店】ラーメン岡本屋@大船駅
ラーメンセット(ラーメン(醤油、硬め)、小カレー)(900円)
ライトな豚骨醤油味のスープ。旨味はしっかりあるし、醤油もそれなりに立っている。麺は永利食品の縮れた中細麺。
チャーシューは厚さ1cm程度の、食べ応えのあるのが3枚。肉が半分、脂身半分。ほうれん草はたっぷりと。具は他に長ねぎ、海苔3枚。海苔が伏せられているので、全容は窺えないが。
家系というより、ラーメンショップ系に近い味。あっさりだけどコクがある。そして、縮れ麺にスープがよく絡む。
チャーシューは厚みが凄いし、ほうれん草はトッピングしたのかと錯覚する量。
チャーシューと海苔を1枚ずつ残して、麺を食べ終える。
小カレーは見た目以上に量がある。
小麦粉を炒めてカレー粉と合わせた、もったりした昭和のカレー。野菜は原型を留めておらず、黄色いカレーと一対化している。
唯一、残った具は豚肉。大きくて厚みがあって、しっかり食感で食べ応えがある。
意外と辛く、卓上の福神漬が非常に合う。酸味と塩気が最高のアクセントに。
素朴すぎるカレーだが、刺さる世代には刺さる。ここに来ると無性に食べたくなる。
残ったスープと具を完食してごちそうさま。
店主高齢のため、6月末日をもって閉店。
80歳とは思えない、鮮やかな湯切りだが……
これが食べ納め。そして、最後の挨拶をば。
「最後に食べられてよかった。美味しかったです。長い間お疲れ樣でした」
新型コロナウイルス対策で、扉を開放したままでの営業。
11時13分着で空席わずか。11時43分の退店時、11人待ちと長蛇の列に。
多忙のため、醤油のみでの営業。座席を開けずに座って下さいとのお願いも。
ラーメン(醤油)
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