麺場 浜虎@横浜駅

南国感じるピーナッツの冷やし麺(大盛り) (850円)

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鶏ガラなどでダシを取った、塩味の冷製スープ。麺は自家製の細麺。冷水で締めてコシが強い。大盛り無料。量は270g。
皮付きの鶏チャーシューは、塩味で濃いめの味付け。柔らかくジューシーで美味。2cm×2〜3cm×1cm程度の角切りが10個くらい。ざく切りのキャベツは食感が強く残るもの、千切りのにんじんと一緒に盛られる。
その上から、ケチャップマニス使用の特製ピーナッツソースがかけられる。仕上げに砕いたローストピーナッツ。ガラムマサラを振りかけて、輪切りのライムを乗せたら完成。
味変用にガラムマサラスパイス。おそらくはチリペッパーを配合したもの。

ドガドというインドネシア料理がある。温野菜や蒸し鶏に、ブンブー・ガドガド(甘辛いピーナッツソース)をかけたサラダ。
それに着想を得た、じめじめした季節にふさわしい一杯。バリ島に支店のあるこの店ならではで、食べると南国気分が漂う。
なお、ケチャップマニスとは、インドネシアの甘い調理用ソースのこと。ブンブー・ガドガドには、ローストピーナッツ、ライムの汁なども用いられる。

まずは、鶏ガラスープの部分から食べる。さっぱりして、やや淡白な味。
次に、特製ピーナッツソースがかかった部分を食べる。濃厚な旨味と強い甘味。日本の調味料とは趣が完全に異なる。
鶏チャーシューは味の主張が強く、ごろごろしている。冷やした茹でキャベツの食感、にんじんの彩り、ローストピーナッツのザクザク食感と香ばしさ。すべてが調和する。
ガラムマサラはアクセント。さらに、中盤からはライムを絞って爽やかさをプラス。小皿がないので、ティッシュに包むしかないが。

ガラムマサラスパイスはそれなりに辛味が強いので、入れすぎには注意。
終盤には、鶏ガラスープと特製ピーナッツソースが混ざるので、そこが使いどころ。
ガラムマサラは元から使われているので、辛味を少し加える感覚。味が単調にならないように、しっかりと考えられている。

いや〜、美味かった。インドネシア料理を上手く冷やしに落とし込んだ創作麺。
今年食べた季節限定の中では、間違いなくこれが最高傑作。惜しむらくは、もう一回食べたかったな……

 

ガラムマサラスパイス
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店舗外観
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限定メニュー
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