横浜高島屋 催会場「旭川中華そば 風棶堂」@横浜駅

背脂煮干し中華そば(醤油)(860円)

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8階催会場・第18回 北の味便り 大北海道展「旭川中華そば 風棶堂」より。

鯵煮干しや鯖節の風味が濃いめな醤油味のスープ。動物系が下支え。目の粗い背脂が浮いて、非常に熱々。麺は小林製麺の縮れた中細麺。低加水で黄色いのが特徴。
チャーシューは2種類。豚バラ肉は小さいのが2枚。脂身がほろほろで柔らかい。豚肩ロース肉はレアっぽくて、旨味がしっかりあり美味。角材メンマは太くて短い。噛み切れる適度な食感で、爽やかな柚子風味。具は他に長ねぎの青い部分。

イートインの外にまで漂う煮干しの芳しさ。その期待を裏切らない、力強いスープ。とはいえ、熱すぎて輪郭が分かり辛い面も。
麺はコシが強く、歯切れがいい。熱々のスープと合わせても、伸びづらいのは有り難い。
チャーシューは催事の一杯にしては、どちらも上出来な部類。"Wチャーシュー"にする必要性までは感じないが。
一番の驚きは角材メンマ。柚子香る爽やかな味付けには意表を突かれた。斬新な発想。
長ねぎの青い部分は彩りがいいが、食感は微妙。白い部分だと、スープに負けるのか。

濃さはそれなりだが、かなり強烈な煮干し。食後は胃の中が完全に支配される。
店主は「山頭火」出身だが、"中華そば"にその面影はあまり感じられない。
卓上には胡椒。スープが重厚なので、多少入れたところで大した味変にはならない。
催事でこのレベルなら充分すぎるかと。

カウンターはすべてパーティションで区切られ、足元には荷物入れを完備。
入口には手指の消毒用アルコールを設置し、カウンターの消毒も随時徹底。
イートインのため、店舗は開放されている。
水は紙コップでの提供。必要に応じて、ピッチャーを隣の席に置いてくれる配慮も。

4月7日〜13日は「札幌つけ麺 風來堂」が、14日〜19日は「旭川中華そば 風棶堂」と、姉妹店が週替りで出展する形式。
実店舗は同じビルの1階でつけ麺を、2階で中華そばを提供しているとのこと。
麺場 浜虎」からの連食。

 

店舗外観

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メニュー

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